胴体の描き方について

今回は胴体の描き方についてやっていきます。具体的には肩から股下まで。前にやった部分もかぶりますが、再度勉強していきます。
胴体はそこまで複雑な形をしていませんが、人体の土台的な部分でもあり、表面にでる筋肉の表情が重要になっているところでしょう。しっかり勉強して理解を深めていきます。

骨盤までの三面図を描いてみた。
肋骨とか描くのめんどくさい。本数が決まっていて形も様々なのでそれっぽく描くのが難しい。きれいに形が整うと気持ちイイ。
肋骨は人によってはかなり表面に出るし、体を反らしたりすると特徴はしっかりでるので、どの位置に骨があるのかは覚えておいた方がいいでしょう。
骨盤は今回初めて描いたけど思ってたより複雑な形してると思った。なんとなくは知っていたけどいざ立体を平面に起こしてみようとすると結構難しかった。実際これで完璧かと言われるとちょっと自信ない。
骨盤も人によっては出てくるところ。腰周りを描く際にどれくらい特徴が出るかはまだよくわかってないところではあるが、あまり触れてこなかった部分な気がするので形をしっかりインプットしていきます。
肩甲骨は前回やったのである程度は理解しているつもりですが、肩回りを描く際には常に考えておきたい。よく動く部分でもあるので状況によって表面への出方がだいぶ変わってくる。まだまだ注意を怠っていいところではないですね。
背骨は前に少し勉強したが、改めて描いてみてこれも結構複雑な形してるなぁと思った。
骨一つ一つが複雑な形をしていてそれが一本に見えるように連なっている。今回は細かいところは必要ないかと思ったのでだいぶデフォルメして描いてある。数は全部で27~28くらい?尾骨は個人差があるっぽい。
背骨は大きく、頸椎、胸椎、腰椎、仙骨、尾骨に分けられる。骨の数も決まっていて、上からそれぞれ7個、12個、5個、1個、2個。
また、それぞれの部位でカーブにも特徴があり、頸椎は前方に反り、胸椎は後方に反り、と上から交互に反るようになっている。
特徴はいろいろとあるが、背骨が人体の柱だと考えるとかなり大事な部分だと思えるので、描く際は意識しておくとよさそう。

もう少し詳しく。
前にやりましたが、肩甲骨から肩甲棘がのび、肩峰があり、鎖骨につながっています。肩甲骨には他に烏口突起という筋肉がつくための突起がある。
肋骨について。
肋骨は胸椎から前面に骨が伸びていて胸骨にくっついている。肋骨は上から第一肋骨、第二肋骨と続いていき、第十二肋骨まである。第一肋骨から第七肋骨までを真肋、第八肋骨から第十二肋骨までを仮肋というらしい。
また胸骨は3つに分かれていて上から胸骨柄、胸骨体、剣状突起という。
肋骨と胸骨の間には肋軟骨があり両者をつないでいる。
骨盤について。
骨盤は仙骨とそこにくっつく寛骨からなっており、寛骨は腸骨、坐骨、恥骨に分類できる。
骨盤に大腿骨がつく穴を寛骨臼という。
こんなところですかね。骨盤あたりについてはまだあまり理解していませんが、筋肉を勉強する時に詳しくやっていけたらと。
胴体は人体の土台みたいなもので、骨は人体の基準になる部分ですので、理解をしておくと人を描く際に役に立ちそうですね。
筋肉
続いて筋肉。腕とかと比べるとそこまで複雑ではないだろうと楽観しつつ、やっていきます。

まずは首周りの筋肉のおさらいから。
首周りの筋肉ですが、ここで重要なものはまず胸鎖乳突筋。あごの後ろあたりから胸骨と鎖骨につくように伸びている。太いので目立つ。
次に僧帽筋。僧帽筋は上部、中部、下部にわけられ、頭蓋骨の後ろの方や項靭帯、胸椎から起こり肩甲骨の肩甲棘につく。
首の他の筋肉はそこまで目立つものはないので、今回はまとめた。

肩周りの細かい筋肉おさらい。
ここにある筋肉の多くはさらに上層の筋肉に覆われて隠れてしまうが、動きによっては表情がでる部分がある。
内側にどんな筋肉があるかを把握しておくのも大事だが、優先的に覚えておいた方がいい箇所を重視するのでもいいかな。
ここで優先的に把握するべきは前鋸筋と大円筋でしょうかね。次点で烏口腕筋、棘下筋。
その他の筋肉はほとんど隠れたり、表情があまり出なかったり。そこまでしっかり覚えなくても大丈夫な印象。
まず前鋸筋から。
この筋肉は第一肋骨から第九肋骨からのび、肩甲骨の裏側につく。
肋骨の一つ一つに沿うようについており、発達しているとしっかり見える。見えているのは第四から第七肋骨あたりについている筋肉だと思う。
特徴的な筋肉なので描く場合は見せ場にもなるところでしょう。
次に大円筋。
この筋肉は肩甲骨の下部から上腕骨の中間より少し上あたりに伸びている。
この筋肉も発達しているとしっかり見える。腕を引く動作の時に盛り上がる。正面、真後ろから見ると外側にあるので、シルエット的にもしっかりでてよく目立つ。どこからどこにつながってるかをしっかり意識しておくべし。
また、後でやるであろう広背筋と交差するように腕へのびたりしているので、混乱しないようにしたい。
烏口腕筋は肩甲骨の烏口突起から上腕骨の中間あたりに伸びている筋肉。
普段はほとんど表面に出ない筋肉ですが、腕を上げた際に脇で目立つようになる筋肉で、脇をしっかり描きたい場合は意識しないといけない筋肉ですね。
棘下筋は肩甲棘の下にある筋肉。
三角筋と僧帽筋に半分くらい覆われる。肩甲骨の形と位置が把握できていれば、迷うことはないでしょう。
背中をしっかり描きたい場合は多少は意識した方がよさそう。
他の筋肉はほとんど隠れたり、目立たなかったりなのでここでは詳しくはやらない。

次はおなか周りの筋肉ですが、思ったより変な構造してた。
重なりが多いのでまず内側の方からやります。
鼡経靭帯(そけいじんたい)、鼡という字は鼠ですね。鼡でもあってはいますがきちんとした表記では鼠のようです。
その鼠経靭帯ですが、おなか周りの筋肉がいろいろとくっついています。多くの筋肉の起始、停止になっているので、境目がはっきりと目立ちます。股付近、精器の近くなので、これが見えているとエロさの演出にもなります。
健全なイラストだろうがこの辺はガンガン見えるので、しっかり把握しておきたいですね。
おなか周りの筋肉ですが、まずは腹横筋。
多分一番内側(深部)かな?胸骨の剣状突起と肋骨の下の方から骨盤の腸骨稜、鼠径靭帯、恥骨にくっつく。
表面に出ることはなさそう。
次に内腹斜筋。
肋骨の下の方から骨盤の腸骨稜、鼠径靭帯、恥骨につく。
鍛えるときっちり表面に出る。骨盤と鼠経靭帯のラインに沿っていてわかりやすい。

ここから結構複雑。
内腹斜筋は腹直筋鞘という筋膜のようなものとつながっていて、これは人体の正中線上にある白線という部分についている。
この腹直筋鞘は前葉と後葉に分かれ腹直筋を包むように存在しています。
薄いので表面に出ることはないだろうが、ここに筋肉がいくつかついているので、ほかの筋肉を把握するためには知っておいた方がよさそう。
腹直筋は胸骨の剣状突起とその付近の肋骨から恥骨まで伸びている。白線をはさんで二つある。
腹筋といえばこれですね。鍛えるとしっかり割れる。
がっつり表面に出るので、覚える。
次に外腹斜筋。
第七肋骨から第十二肋骨から、腹直筋鞘と骨盤の腸骨稜、鼠径靭帯につく。
肋骨付近では前鋸筋の起始が近くにあり、外腹斜筋と前鋸筋がかみ合うようについている。
腹直筋を目立たせるためにはこいつのこともしっかり理解しないといけない。
また、内腹斜筋と同様に鍛えると骨盤と鼠経靭帯のラインに沿って盛り上がるので、表面にしっかりでる。
筋肉が肋骨のどのあたりにつくかとか結構わかりにくい。
しかし今まで腹斜筋を意識したことがなかったような気がするので、今回でできることが増えたのは確かですね。
おなか周りがしっかりしているとかっこいいので、かっこよくかけるように頑張ろう。

背中側に移ります。内側の方から。
背骨付近にある筋肉ですが思っていた以上に細かい筋肉が多い。
ここに描いた筋肉は表面に出ることはないと思うので、まとめてしまいます。いっぱいあるんだなぁくらいに覚えておけばいいでしょうという判断。
胸腰筋膜ですが、これは腹直筋を包む腹直筋鞘と同じようなものかなと。
この付近に通る長い筋肉を包みます。今回はその内側部分(深部)のみを描いています。
また、腹横筋と内腹斜筋がここにくっついています。

もう少し浅い層に。
棘筋は先ほどまとめてしまいましたが、重要なので再度描いた。
最長筋は肋骨や胸椎、頸椎から仙骨や腰椎についている。
腸肋筋も同じく肋骨、胸椎、頸椎から腰椎、仙骨についている。
どれも体をそらすような動きをするときに使う筋肉であり、
この棘筋、最長筋、腸肋筋の3つをまとめて脊柱起立筋という。
背中の中心に通る目立つ筋肉で、特に腰椎付近で盛り上がりがわかりやすい。背中の表現をする際には重要な部分になるでしょう。
ちなみに、最長筋と腸肋筋の2つをまとめて仙棘筋というらしい。仙骨とつながってるのが理由ですかね。

脊柱起立筋は膜につつまれ、まとまるようになる。
イラストを描く際には真ん中に長い筋肉が通っていると考えればいいでしょう。
他の二つは表面に出ない背中の筋肉の残りです。
上後鋸筋は頸椎や胸椎から肋骨へ、
下後鋸筋は胸椎や腰椎から肋骨へ、伸びている筋肉。
役割としては呼吸をする際に肋骨の動きを補助するもののようですね。
こいつらはこの後にやる筋肉たちに隠れて完全に見えなくなり、大きな筋肉でもないので表面に影響を与えることはなさそう。イラスト描く上では覚えなくても大丈夫な筋肉かな。
と思っていましたが、下後鋸筋のあたりががっつり盛り上がってる写真を見つけた。
下でやる、広背筋のもりあがるポイントと重なっているので、どちらが主に表面に出てるかはわからん。
かなり目立つくらいに盛り上がっていたので、注意するべき箇所ではありますね。

一番浅い層の目立つ筋肉をやっていきます。
言わずと知れた大胸筋。胸の中心あたりから上腕骨に伸びています。
この大胸筋ですが、大きく鎖骨部、胸肋部、腹部に分けることができ、それぞれ鎖骨、胸骨と肋骨、腹直筋鞘を起始としています。
腹部の筋肉は腹直筋の方に伸びており、腹直筋の上部と重なっている。大胸筋の下がどうも曖昧だったのはこの大胸筋腹部を認識していなかったからですかね。今後は気を付けよう。
背中側ですが、まず腰背腱膜から。
これは、脊柱起立筋などの背中の中心に通る筋肉群をつつむ胸腰筋膜と、広背筋の起始腱膜がくっついたもの。
薄いが強靭で、背中の筋肉を守りつなげている部分です。
背中の筋肉が発達すると腰にひし形の溝ができ、非常に目立つのでしっかり把握しておこう。
次に広背筋。
先ほどの腰背腱膜と骨盤の腸骨稜から肋骨の下部、上腕骨の上部に伸びている。
背中の表面の広い範囲を占める筋肉で、よく目立つ。また薄いので、下にある筋肉が盛り上がると一緒に盛り上がる。脊柱起立筋や大円筋、肩甲骨下部などがよく浮き出てくるので、混乱しないよう注意。

胴体部分最後です。
僧帽筋は後頭部から胸椎の終わり付近までを起始として、肩甲骨の肩甲棘と鎖骨の方にまで伸びています。
また、上部、中部、下部に分けることができる。
上部は前面にまわっており、鎖骨までつながっていることに注意。
下部は肩甲骨の一部を覆うように伸びていますが、つく場所は肩甲棘の上部分であることに注意ですね。
三角筋は鎖骨と肩甲棘から、上腕骨の側面に伸びています。
三角筋も3つの部位に分けられ、発達するとその境目がわかるくらいに表面に出るので、意識しておくとよさそうですね。
また、発達していると鎖骨と肩甲棘の上側に筋肉がついているように見えたりしますが、どれも下側についているものなので注意ですね。

腰回りの筋肉。と、足の付け根の筋肉の深層部分。
この辺の筋肉は表面には出てこない奴らなので、しっかり覚えなくても大丈夫そう。
こんな感じの筋肉がある、くらいの認識で軽く流していきます。
腰椎と寛骨稜付近から大腿骨の内側に大腰筋と腸骨筋が伸びている。
これらは太ももを持ち上げる際に働く。
大腰筋と同じような筋肉で小腰筋というものもあるが、これは二人に一人はもっていないのだとか。機能は大体同じ。今回は省略しています。
また、大腰筋、小腰筋、腸骨筋をまとめて腸腰筋という。
背中側に腰方形筋があるが、これも背中の脊柱起立筋や広背筋、腰背腱膜などの特徴的な筋肉や腱膜に覆われるので、表面に出ることはないでしょう。
次は、臀部と足の付け根の深層の筋肉。
小さい筋肉が多くついていますが、今回描いた筋肉はほかの筋肉でおおわれるので覚える必要はなさそう。
梨状筋、外閉鎖筋、内閉鎖筋、上双子筋、下双子筋、大腿方形筋、を合わせて深層外旋六筋というらしい。
深層はこんな感じですかね。

今更だが大腿骨が外側にせり出しすぎかもしれない・・・まぁとりあえずこのまま進めます。
また、尾骨筋の位置を少し調整しています。
次に中殿筋です。
これも覆われる部分はありますが、見える部分も結構あるので、しっかり意識しておいた方がよさそう。
正面から見た場合、腰回りの最外端にありシルエットに出る部分も少しあります。
骨盤底筋ですが、これは肛門付近の筋肉で内臓が落ちないよう支える役割があり、様々な筋肉群をまとめてこう呼びます。先ほど出た尾骨筋や肛門の筋肉もこれに含まれます。
胴体の一番下にある筋肉はこの筋肉ですが、精器や肛門の位置は恥骨の下からこの筋肉の下で、さらに次にやる大殿筋やその周りの脂肪で隠れる。なので表面に出ることはないでしょう。

今回最後の筋肉。
大殿筋です。お尻の大部分を覆う大きい筋肉で、足を後ろに動かす際に使われます。
腸骨稜の後ろの方と仙骨、腰背筋膜から、大腿骨の側面へと伸びています。
お尻の大部分を占めていますが、お尻の表面を形どる部分としては大殿筋をさらに覆う脂肪がほとんどでしょう。
脂肪のつき方は大殿筋の形に沿ってはいないのでそこは注意ですね。
鍛えて脂肪が薄くなってくると形が出てきますが、力が入ると特徴的な溝ができるのでそれも注意ですね。
とりあえず筋肉はこんなところでしょうか。
お尻あたりの筋肉はふとももの筋肉もやらないとわかりにくいのでどこまでやるか迷いましたが、今回はここで止めておきます。脚の筋肉を勉強する時に改めてやろう。
また、筋肉を肉付けしていくうちに骨の形がおかしい部分が気になってきたりもしたので、骨に関しても多少は理解が深まってるといいなぁ。

筋肉のまとめ。
上腕の筋肉を追加し、大腿骨の横幅が広すぎたので削っています。
こう見ると筋肉の重なりが多く結構複雑ですねぇ。
下の筋肉の盛り上がりや骨の形が表面に出る箇所がところどころあるので、そこが重要なところ。
大胸筋、前鋸筋、外腹斜筋の3つが集まっている箇所がありますが、そこが結構曖昧になるところじゃないかなと思っています。
骨盤の腸骨稜の出っ張りあたりには筋肉がついてない部分があり、ここの骨が表面に出ているというのがよくわかる。
外腹斜筋が発達するとこれに沿って盛り上がっていくのでこのラインはしっかり把握しておかないとですね。
鼠経部にある鼠経靭帯ですがここもきちんとラインが出るところです。
腸骨稜のラインの延長にあり、外腹斜筋もこれに沿っています。
ただ、足の筋肉の方もないとラインの位置が把握しにくいのでこのラインを勉強するのはまた今度やろうと思います。
僧帽筋、棘下筋、広背筋に挟まれている聴診三角。
広背筋、外腹斜筋、大腿筋に挟まれている腰三角。
という筋肉に挟まれていて名前がついている隙間がある。
腰三角の方は写真などで表面に出ているところを確認できていないので、そこまで気にしなくてもいいかなと思っていますが、聴診三角の方は周りの筋肉が結構太いので隙間が見て取れることがよくありますね。
腕を上げたりすると隙間が広がるので、より目立つようになりますね。要注意。
シルエット的には結構まとめられたかなといった感じですね。
これを実際に描いて理解できているか確認していきます。
角度を変えた場合にも見え方は全然変わるのでそこも注意しておきたい。
Tips

頭蓋骨を定規として上半身のいろいろな比率を出してみた。
描いていて思ったがこれは役に立たないような気がするね。
あくまでとっかかりの参考、ということで。
首は結構動くので、胸骨を起点に股下までの長さを測っています。
しかし老若男女と個人差で変わりすぎるのであまりあてにならなそう。

筋肉の凹凸が目立ちそうな部分。
基本的には外側の骨と筋肉がそのままでている感じですね。
大胸筋と腹直筋のつながりの部分が少し曖昧だったが、腹直筋の割れ方によって見え方が違うようですね。
腹直筋の割れ方には個性が出るので、人によってこの部分の見え方が変わってくる。
また、大胸筋の腹部が腹直筋に伸びており、境目の割れ目が緩やかになる。
背中側も基本外側の筋肉が表面に出ている感じですが、下後鋸筋のあたりのふくらみが曖昧。
脊柱起立筋と隣接するように下後鋸筋がありその上を広背筋が覆いかぶさっているイメージですが、どれが膨らんでいるか微妙なところですね。
痩せている場合には肋骨の下の方が出たりするので、肋骨の形も意識しておかないといけない。
肩甲骨も同様で、縦の筋がでるので要注意。
筋肉は大胸筋、腹直筋、脊柱起立筋あたりがしっかり出やすいところ。
さらに痩せると骨盤の出っ張りもでるので、痩せている特徴を出したいときは有用ですね。

胴体を描く際のアタリ。
意識するのは基本肋骨と骨盤。
それに加え上半身は鎖骨、肩甲骨、広背筋のシルエットを意識したもの。
下半身は横の最大幅である大腿骨と、大殿筋とお尻の脂肪のシルエットを意識したもの。
変形しない肋骨と骨盤を基準に外側のシルエットで重要な部分を追加しました。とりあえずはこの考え方が描きやすいかなと思っていますが、今後変更はあるかもしれない。

おっぱいの描き方について。
女性的な魅力を出せる箇所であり、千差万別で個性が出るところでもあります。夢いっぱい。
大胸筋の上についており大きさや硬さ、垂れ方などで見た目が結構変わるのである程度自由に描いていいかもしれない。
ほとんどが脂肪で柔らかさの表現がうまいと魅力的に描けそうですね。
下着や水着の有無で形もある程度変わるのでそこも注意。
個人的には首からひもを下げるタイプの水着を意識すると位置を決めやすい気がする。
まぁここは好みの形を自由に描けばいいんじゃないかな。みんな自由に描いてるよね。

よく見る下腹部のふくらみ方について。
主に女の子がおなかを見せてるイラストでよく見かける表現。
セクシーな印象になり、おなかを魅力的に見せることができるいい方法だなと思いますが、筋肉の勉強をした後だとここがこういう風な表現になる理屈がよくわからなかったので推測してみた、という話。
これは下着やベルトなどのおなかで締めて固定するものを長時間着用しているので、そのラインで脂肪にあとがついているのでは?と思った。下腹部は脂肪がつきやすい位置なので、腹直筋のふくらみも埋もれる。
そう考えるとこういう表現になってもおかしくはない気がするが、実際にはこんなきれいな感じにはならないんじゃないかと。
まぁイラスト的な表現なので、この表現が好意的に受け入れられているのなら使っていくのがいいでしょう。
描く
実際に描いていきます。



毎度のことながら、普段描いていくときに意識することで自分のものにしていくしかないね。
ちょくちょく思い出しながら、精進していこう。