顔のパーツの描き方について

今回は顔のパーツ、目やら鼻やらをしっかり勉強していきます。
それぞれのパーツのバランス
まずはそれぞれのパーツを描く場所について考えていきます。

まずは骸骨をベースにパーツをそれぞれ描いてみる。骸骨を基にしておけば、大きく外れることはないかな。

それをもとに、顔の幅に対してのパーツの比率をそれぞれ考えてみる。
縦で見るなら中心より少し上に目、下には鼻がくる。目と同じ高さに耳の付け根。横で見るなら中心線を基準にだいたい線対象になるように意識し、目の中心が横幅を4分割する。顔の幅が目の幅のだいたい5倍になるという考え方もあるみたいです。
個人的には目の位置を基準にするとやりやすいと思う。顔の中心がとりやすいので、そこから目の位置を決め、それを基準に他のパーツを置いていく。
まぁ、これも例にもれず年齢、絵柄、体格で個性が出るところなので、後で勉強していきます。
目
続いて目。人物の中で一番目がいく顔の、その中でも一番目がいくであろう場所です。ここはうまくなりたい。

目は丸みを意識していくとよさそうかな?表面上は結構平面的ですが、中身は球ですからね、当然その形は意識しておくべきだろう。
特にまぶたを意識して描くということは重要かもしれない。眼球の丸みに沿って開いたり閉じたりするわけなので、そのカーブを上手く表現できるとかなりそれっぽくなる。厚みを意識すると結構見方が変わってくるね。
また、堀の深さの違いを意識してもだいぶ変わってくる。眉毛の位置とかなんかは顕著ですね。堀が深い方が立体感は出しやすそう。ちなみに眉毛の位置は目の周りの出っ張っている骨の部分に生えると考えるといいかも(実際触ることができるのでわかりやすい)

魅力的な目を描くにあたって二重っていうのは結構重要なんだろう。無理やり作る人もいるほどですからね。この二重の線がどうやってできるかというと、目を開いたときの瞼が折りたたまれてできているわけですよ。つまりは、しわですね。
これは瞼の厚みやら眼球の丸みやらを意識してくると、結構わかりやすいと思いました。目をつぶったときなんかに線が残っている表現がありますが、それはこういうことだったんだなぁと。

二重にも色々幅がありますね。目の近くで線ができるものもあれば結構離れた場所に線ができるものもある様です。日本人的には、一重か、目の近くに線ができるものが一般的。目をつむった時に跡が残る表現は、目から離れている二重のバージョンの場合のものだろうか。

しかし、そうなってくるとジト目なんかをした時にその二重のしわとは別に、目の付近に線が入るのはおかしいってことですかね。結構この表現見るんですけどねぇ。個人的にも目の上に線が書き込まれているのは好きだし。しわができやすい人はいくつか線が出るってことだろうか。どちらにしろ気を付けておこう。

次は涙袋について。これも目の周りに個性として出るものですね。二重同様これも魅力的に見せるためのパーツになりえますので、考えておこうと思います。
しかし描いてみたけど結構難しい。線のみで表現する場合と塗りで表現する場合で結構違ってくると思いますが、個人的にはしっかり描きすぎない方が好みですね。
3番のように単純に線の量を減らすのが一番やりやすそうと言ったところ。1番も悪くないかな?とも思いますが、これは場合によってかき分けるといいかな。
4番は内側に線を入れているものです。 実際の涙袋は線が内側に強く出ているものが多いですが、クマに見えなくもない。この辺は塩梅が難しいですね。
2番はあんまり涙袋に見えないかなぁ。

とりあえず、目は厚みと丸みを意識して描くようにしていこう。
鼻
次は鼻です。実は鼻って人間の顔の中でも目立つ部分なんですよね。顔面の中心にあるわけだし。よく目が重要視されていますが、鼻も同じくらい重要だと思います。ってなわけで勉強していきます。

まず鼻の骨部分から。骨といっても鼻の形を形成しているほとんどは軟骨みたいですね。骸骨描いているときに鼻は空洞で描いているわけですが、実際は軟骨がせり出しているわけですね。どうなってるんだとか思ってましたがスッキリ。

基本的な形は同じですが、鼻の形も色々ありますんでこれもかき分けていくものですね。

どのくらい書き込むかも考え物。このくらいのデフォルメ具合だったら、個人的には3の書き込みが好みですね。
また、書き込むにつれて老けていっている印象を受ける。気がする。これは年を取るにつれ筋肉がたるみ、鼻の骨なんかが浮き出てきて来てるからだと思う。鼻筋の書き込み具合で、年齢ごとのかき分けにも使えそうですね。
あとは人種によっても変わってきます。日本人で言えば顔の凹凸は少ないので、鼻筋をしっかり描きすぎると違和感がでるんじゃないかなと思います。
まぁ鼻ってデフォルメされる絵柄の場合ほとんど書き込まれないんですよねぇ。もちろん実際の形を知っておくのは重要だとは思いますが。デフォルメについて勉強するときにしっかり考えようと思う。
口
次は口について。自分はだいたいの場合線1本で処理してしまっていますが、実は口って開くんですよ。それに線1本で済ますにしても意識するべきところはありますよね。ってなわけで、口について考えていきマウス。

唇ですが、デフォルメだとほとんど見ませんね。鼻と同じく省略されていることが多い。改めて考えてみるとわかるが結構厚みはある。
そして、口の中。今思うと自分の絵はあまり口を開けたキャラクターを描いていないなと感じる。自然な開け方をさせられるよう、普段から口を開けた場合を考えていくといいかもしれない。というか意識していきます。

口のデフォルメ具合ですが、やっぱり左か真ん中あたりがしっくりきますね。
右のものは意識して描いたわけではないですが、女性っぽくなる。口紅でしっかり唇を表現する場合が多いので、その印象のせいもあるでしょう。

口を開けた時の挙動について。
基本的に口を開ける場合は下あごを動かして開けます。したがって上唇はそれほど動かないです。
また、顎を動かして開けるわけですから、その分輪郭も変わってきます。下に長くなり、頬の周りの肉が薄くなる。思いっきり口を開けると顔のいろんな肉が引っ張られているのがわかる。まぁそこまでしっかり表現すると色々ひどい顔になると思われるので、そこそこでいいと思う。
しかしあんまり口の開閉で顎を意識しているイラストって見ない気がする。アニメなんかでは口パクで顎が動くことはほとんどないんじゃないでしょうか。
他に、横顔の場合ですが、下あごの動き方は耳の付け根あたりを軸にして回転するように動く。これも結構重要でしょう。横から見た時ももちろんですが、アオリや俯瞰で見た時の考え方も結構変わりそう。

あとは描き慣れていくことも重要でしょう。思いつくままに描いてみましたが、難しい角度もありますね。
今後キャラクターを描くときに意識していこうと思います。
耳
次は耳について。実は一番気になっている箇所。人によって描き方が違いすぎるんですよねぇ。この辺もしっかり理解していこうと思います。

とりあえず耳。
描く場合はだいたい同じような形でいいと思う。ただ個人差があるのも確かで、ここでキャラクターの個性を出すのもありかもしれない。耳たぶを大きくしたり。柔道耳とか。

デフォルメ具合としてはこのくらいの描き込みでいいかな?結構広い範囲の絵柄に合うと思われる。まぁこれより描きこむ時は模写とかだろうし、デフォルメならいくらでもできるので、こんなもんでいいでしょう。
あるいは耳が想定外に目立ってしまう場合なんかもデフォルメで調整するとよさそう。

正面からみた場合の耳の見え方。
おそらくどれも間違いではないが、やっぱりバランスがいい程度というものはあると思う。
一番右の感じだと開きすぎかな?目立つし個性としてはありか。
個人的には左と真ん中のやつくらいがちょうどいいんじゃないかと思う。髪を描くと結構かくしてしまう場合は多いが、まぁ、無理に見せたい部位でもない。広がりすぎないことを意識しておくといいかもしれない。
まとめ
ということで、各パーツの描き方を個別に勉強しました。まぁまだまだ知っていくべきことは多いだろうとは思いますが、とりあえず得られたものはあったかなと思います。無駄にしないよう常に意識していきます。
あと、ハゲしか描いてないんで次の記事で髪の毛を生やしていこうと思います。
