レモン茶の工房

描き方

それっぽい顔の描き方について

顔の描き方について備忘録。まとめることで自分の理解と絵の上達も目指していきマス。ここでは、とりあえずはそれっぽく顔をかけるようにするために意識するといいことを書いていく。

輪郭


ここは特に難しく考えなくてもよく、「丸」に「鼻から顎」のパーツを付ければそれっぽくなる。

正面の顔を描くならこれだけでおkですね。

斜めや横の場合も「丸」+「顎」でいけるが正面よりも少し難しい。

斜めの場合は、

①頬が外側に出てくる。

②顎が中心からずれる。

ので、その部分を意識する。

横の場合は、鼻から顎までが外側に出て輪郭に出るようになるので、そこを描き足す必要がある。丸の中心に十字を描くと多少は描きやすくなるかも?大体90度の範囲で収まるみたいですね。

 

こんな感じで、輪郭だけなら「丸」+「顎」を考えておけば大体描けます。

上から見た場合の俯瞰視点や下から見た場合のアオリ視点もありますが、それについては結構難しくなりますので、別記事で書きます。たぶん。

各パーツのバランス


そして、この輪郭に各パーツを付けていくわけなんですが、これをバランスよく描くのがなかなか難しい。ふと気づくと結構いびつな顔になってたりしますからね。

なので、バランスよくパーツを配置していくためのアタリを描いていきます。

まぁ真ん中に十字線を引くだけなんですが。

「丸」+「顎」で描いた輪郭の中心に十字線を引くだけです。自分は大体これで描いてます。ネットで漁ると色々なアタリがありますが、正面の顔を描く場合はこれで十分。線が増えると見づらいしね。

そしてこのアタリを目安にパーツ配置をしていきます。

大体、横線上に両目と両耳。縦線上に鼻と口が来ています。

目全体の配置としては絵柄にもよりますが、線より若干下に位置していますね。描くときのポイントとしてはまつ毛の内側の描き始めの部分。そこが大体線の上になっています。そこを基準に描き始めれば迷わないんじゃないでしょうか。

また、まつ毛の描き始めのちょうど上あたりから眉毛の生え際があります。

鼻は横線から顎までの半分ほどの位置。口は鼻から顎までの距離の半分ほどの位置。

そして横線と輪郭の交差点に耳の付け根がある。

 

こんな感じで十字線を目安にすれば主要なパーツは大分描きやすくなります。もちろん絵柄や好みによって多少のずれはあると思うんで、そこは自分の好きなバランスを探してみるといいかなと。

練習は必要ですが、正面の場合は比較的簡単に描けるようになるかなと思います。正面の場合は。

 

さて、次は斜めの顔の場合もやっていきます。

正面の時と同じように十字線を引いていくのですが、顔の立体を意識して引くようにします。

縦線を引くとき、頭の部分では球体を意識し顔面の部分では頭よりも平面であるということを意識します。横線を引くときは顔面と側頭部の境目を意識するようにするといい感じに引けると思います。

縦線は特に顔面の中心を通ることを意識すること。この線によって向いている方向が決まるといってもいいかもしれない。

横線を引くときの顔面と側頭部の境目は大体こめかみあたりに直線を引いたあたりになる。顔を箱に見立てて考えると分かりやすいかも。

この境目の線を意識しておけば各パーツを描くとき、特に目を描くときに描きやすくなる。いっそのことこの線を引いておいてもいいかもしれない。

 

ではこのアタリを目安に色々付けていきませう。

まずは目を描きます。一番重要で、一番難しいところですね。

手前側の目から描いていきます。正面の時と同じように横線を目安に描いていくのですが、奥行きが出るように少しだけ傾けます。横に圧縮するイメージ。手前の目なら傾きは緩いので、描きやすいかと思います。まぁ横に向くにつれて傾きもきつくなっていきますので、要練習ですね。

 

また、顔面と側頭部の境目も意識する。そこを出ないように描くと違和感はでにくいです。大きく越してしまうとかなり独特なお顔になりますのでご注意を。

では次に奥側の目も描いていきます。

鬼門です。手前側の目よりも傾きがだいぶきつくなっているので、ガッツリ圧縮していきましょう。横に向くにつれて傾きもどんどん・・・もう奥の目単体で見るとなんなのかわからんね。

何なのかわからないくらい潰れますが、真横にならない限りは奥の目はたいてい見えるので、頑張って描きましょう。

 

そして、傾きを付けて描くときのポイントですが、縦の長さを意識して描くようにしましょう。

というのも、普通、手前のものは大きく奥のものは小さく描きます。人の目の場合も同じです。ですが、それを意識するあまり小さくしすぎてバランスを崩してしまっているイラストをよく見ます。横方向の圧縮もするもんですから小さくなってしまうのも無理はないですね。

しかし、人の顔ほどの大きさのものなら両目でそこまで大きさの差はでないです。そこで、手前の目と奥の目の縦の長さが大体同じになるように意識して描くようにすれば、横の圧縮をしても奥の目が小さくなるのを防げます。

そこさえ気を付けてればテキトーに描いても、それっぽく見えます。たぶん。

さて、目が描ければあとは消化試合です。次に鼻と口を付けます。

鼻は、高さがあることを意識する。正面の時は顔の中心に引いたアタリの上に鼻を付ければokでしたが、斜めの場合は傾きがつくごとにそのアタリよりも顔の向いた方向にずらして付けます。

口では逆に、傾きがついていくと中心の線よりも奥の部分は消えていく。口には、唇のふくらみがあるので、横を向くにつれて唇の頭に隠れる部分があるってことですね。そこに気を付けないとしゃくれて行くので注意。

ちなみに、点で表現される場合の鼻ですが、鼻の頭以外ところを省略した形ですので、それを意識するといい位置に描きやすい。

 

続いて眉と耳を描いていきます。

眉は顔の立体を意識して描く。日本人的な顔ならそこまで意識しなくてもいいかもしれない。堀の深い人種の場合は要注意。

耳は上側の付け根がアタリの横線上に来るように描くとそこまで崩れない。こめかみの部分に引いたアタリがあると顔の立体を把握できて描きやすくなるかも。

この辺りはさほど悩むことはないですかね。慣れです。

 

ここまでで大体のパーツづけは完了です。

バランスよく描くには自分の目も肥えてなくてはいけないと思うので、色々な人の絵を普段から見ていきましょう。絵柄によって、各パーツの比率も全然違いますからね。自分の好みの絵柄を探りながら描いていくのがいいかと思います。

さて、ずっと禿げ頭なのはかわいそうなのでそろそろ髪を生やしていきましょう。

髪を描くときは生え際を意識するようにしておく。一部だけ生え際が後退しているイラストとかたまに見るので注意。アタリとして線を引いたりすることはあまりないが、コレを意識しておくと変にハゲたりしない。

気を付けるところとしては、髪の厚みで頭が大きくなる、ということですかね。髪は結構いじれるし、個性も出しやすいところなんで、生え際と髪の厚みを意識しつついろいろ試していくといいかもしれない。

こんなかんじで、顔を描くときにいろいろと意識しておくとそれっぽくかけてくると思う。ただ、とりあえずはそこまで変にならないように程度のものなので、また後でそれぞれのパーツについて記事が書けたらいいなぁと思っております。書けたらいいなぁ。